日生学園のスパルタイズムは、後輩として入学してきた今田耕司にも強烈な恐怖を与えた。寮長として下級生を統率していた姿は、当時から圧倒的な凄みと存在感を放っていたという。規律を乱す者には一切の容赦がない厳格な上下関係。しかしその裏には、集団を束ねる圧倒的なリーダーシップが確かに存在した。
卒業後、運命に引き寄せられるように吉本興業株式会社のタレント養成所(NSC)へと進む。過酷な寮生活で磨かれた度胸と人間観察眼は、プロのお笑い芸人たちがしのぎを削る厳しい世界で即座に強みとなった。どんな無茶振りやハプニングが起きても動じない度胸は、間違いなくあの学園生活で培われた賜物である。