1970年代から80年代にかけて、透明感あふれる美貌と確かな演技力で国民的人気を誇った坂口良子さん。『前略おふくろ様』や『池中玄太80キロ』シリーズをはじめとする数々の名作ドラマでヒロインを演じ、日本中から愛される存在でした。まさに坂口良子の代表作と経歴は、昭和のテレビドラマ黄金期そのものを象徴しています。
しかし、その華やかなキャリアの裏で病魔は静かに忍び寄っていました。公にされた医療情報や当時の取材報道によると、2011年頃から体調不良を訴えており、精密検査の結果、横行結腸がんと診断されます。周囲に心配をかけまいと病状を伏せながら治療と仕事を並行していましたが、2013年初頭に症状が急変しました。
腸閉塞を併発して体重が急激に減少し、点滴治療を受けながら必死の闘病生活を続けていたものの、病状は好転しませんでした。そして2013年3月27日、肺炎を併発して息を引き取ります。享年57。早すぎる坂口良子さんの死因と訃報は、芸能界のみならず日本全国に大きな衝撃を与えました。