アスルクラロ沼津の歩みを語る上で避けて通れないのが、本拠地である愛鷹広域公園多目的競技場を巡るスタジアム問題です。2017年のJ3参入初年度に3位、翌2018年にも4位と好成績を残しながら、当時の沼津はJ2ライセンスを保有していませんでした。理由は、スタジアムの夜間照明がJリーグ基準(1,500ルクス以上)を満たしていなかったことや、諸室設備の不足にありました。
成績面で昇格圏に達しても上のカテゴリーへ行けないというもどかしい状況を打開するため、クラブと行政、サポーターが立ち上がりました。クラウドファンディングをはじめとする大規模な支援活動によって資金を調達し、スタジアムの照明改修工事を完工。ピッチの照度基準をクリアしたことで、昇格を阻んでいた最大のハードルを見事に突破したのです。