本作の伝説性を決定づけた要因のひとつが、オープニングアニメーションとの圧倒的な親和性だ。第1期の制作を担当したブレインズ・ベースは、楽曲のダイナミクスと完全に同期したカッティングで映像を構築した。
TBSテレビでの初回放送時、イントロの静けさのなかで冷たい風に吹かれていたキャラクターたちが、サビの解放感とともに光あふれる通学路へと駆け出していくシークエンスは、視聴者に強烈なインパクトを与えた。視線が交わらない登場人物たちの距離感、教室の窓から差し込む斜光、舞い散る花びら。映像表現の細部にまで音楽の息遣いが宿っており、オープニング映像そのものがひとつの完成された短編映画のような密度を誇っていた。