この変化は、住宅業界の設計思想にも大きな影響を与えている。新築一戸建ての設計において、手入れが大変な芝生の庭を最初から排除し、代わりに「インナーテラス」や「アウトドアリビング」と呼ばれる半屋外スペースを設けるプランが人気を集めている。
雨風をしのぎつつ、外の空気を感じられるこの空間は、バーベキューや子どもの遊び場、さらにはワークスペースとしても活用できる。地面としての庭を諦める代わりに、居住空間の延長としてのアウトドアを取り入れる。この現実的なアプローチが、現代の日本の家づくりにおいて最も支持される形となった。