わざわざディーラーの整備工場へ足を運び、数百円の電池代にプラスして千円前後の工賃を払うのは、時間もお金ももったいない。主要自動車メーカーのキー構造は、ユーザー自身が容易にメンテナンスできるように設計されているからだ。
たとえばトヨタ自動車のスマートキーなら、側面のリリースボタンを押しながら内蔵されたエマージェンシーキー(メカニカルキー)を引き抜く。現れた隙間にマイナスドライバー(先端にセロハンテープや布を巻いて保護しておく)やコインを挟み、てこの原理で軽くひねるだけでパカッとケースが割れる。
本田技研工業の車両でも基本的な考え方は同じだ。物理キーを抜いた後に見える中央のくぼみに工具を当て、優しく開くだけ。内部の基板に指を直接触れないよう注意しつつ電池を新品にリプレイスすれば、あっという間に元通り。手元に交換用の電池さえあれば、実際の作業時間は3分もかからない。