長年にわたり「食べログ 百名店」に名を連ね、揺るぎない評価を獲得しながらも、現場の手仕事に妥協は一切ない。厨房の奥では、その日の天候や湿度に合わせて塩分濃度や加水率を細かく調整した生地が、熟練の職人技によってリズミカルに打たれ、包丁で切り落とされていく。
回転の速さが求められる現代の外食産業において、作り置きをせず、常に打ちたて・茹でたての鮮度を徹底する姿勢は圧巻だ。奇抜なアイデアやキャッチーなメニュー名に注目が集まりがちだが、その屋台骨を支えているのは、極限まで磨き込まれた讃岐の伝統技法と実直なクラフトマンシップに他ならない。