顔写真を公開することへの心理的ハードルが高まる中、自分をどう表現するかという問いに対する洗練された解がここにある。かつてはイラストやアニメキャラが主流だった匿名アイコンの領域に、大人の美意識を満たす新たな選択肢として登場したのがこの潮流だ。
「主張しすぎないのに、タイムラインでパッと目に留まる」。都内のIT企業に勤める20代のウェブディレクターはそう語る。過度なアピールを抑えつつも、フォロワーに洗練された印象を与えるグラフィック表現は、現代のSNS疲れに対する直感的な自己防衛策であり、一種の美的ステートメントでもあるのだ。