ネット上の掲示板やSNSでは、今なお「あのスキャンダルは秋元康氏と結託した炎上商法だったのではないか」「指原莉乃の移籍劇は最初から仕組まれた台本だった」という陰謀論めいた言説が散見されます。しかし、当時の現場関係者やメディア関係者の証言を突き合わせると、これらは完全な誤解であると断定できます。
第一に、当時のAKB48は前田敦子さんの卒業を控え、新エース争いが白熱していた最重要局面でした。総選挙4位に躍り出た直後のメンバーが熱愛スキャンダルで離脱することは、グループ全体のブランドイメージやスポンサー対策において莫大な損失リスクを伴うものでした。
第二に、当時の指原さん本人の精神的打撃は深刻であり、著書『逆転力〜ピンチを待て〜』や後年のインタビューでも「ご飯も喉を通らず、芸能界を辞めることしか考えられなかった」と述懐しています。仕組まれたプロモーションではなく、「突発的に起きた破滅的クライシスに対して、驚異的な修正力と胆力で対応した」というのが客観的な事実です。