大炎上の渦中、作詞作曲を手掛けた野田洋次郎はSNS上で自らの意図を説明するコメントを公表した。彼は「傷ついた人や嫌な思いをさせた人には申し訳ない」と配慮を見せつつも、戦争を賛美する意図や誰かを傷つける意図は毛頭なかったことを強調した。自身が育った日本という国への純粋な愛情や、アスリートたちが背負う決意を表現したかったのだと心情を吐露したのだった。
この釈明に対し、ネット上の意見はさらに分かれた。自身の無知や配慮不足を一部認めたかのような発言と受け取る向きもあれば、アーティストが創作の意図を説明せざるを得ない状況そのものを嘆く声もあがった。野田洋次郎という稀代のソングライターが直面したこの葛藤は、現代の音楽家がいかに社会的・政治的文脈と無縁ではいられないかを痛烈に示している。