個人間取引の主役に躍り出たメルカリは高値で売れる反面、梱包の手間、送料の負担、理不尽な値下げ交渉やクレーム対応といった精神的コストが重くのしかかる。一方、競合の筆頭であるセカンドストリートはトレンドやブランド力を重視した洗練された売場作りを得意とする。これらに対し、どんな状態の服でも門前払いせず受け皿となる懐の深さこそが独自の立ち位置を強固にしている。
「発送作業に追われる週末」に疲弊したユーザーが、紙袋いっぱいに詰めた服を一括で手放せる手軽さは何物にも代えがたい。多少の手数料を払ってでも時間を買い、部屋のスペースを即座に空けたい層にとって、対面で完結する店頭査定は依然として最強の選択肢であり続けている。