SNSや美容系掲示板では「年を取ったらショートや短めのボブにすれば手入れが一番楽」という意見が散見されますが、現場のサロンワークではこの常識に対する注意喚起がなされています。
短すぎるボブは、寝癖がつきやすく、生え際のくせやうねりがダイレクトに表面化するという盲点があります。短くした結果、毎朝ストレートアイロンでの修正が必要になり、かえってスタイリングの手間が増えてしまったというケースは少なくありません。
また、毛量を極端に梳き(すき)すぎたボブも失敗の典型例です。ボリュームを減らそうと毛先を軽くしすぎると、60代のデリケートな髪は乾燥して広がり、ツヤ感が失われて老けて見える大きな原因になります。「段差(レイヤー)で軽さを出しつつ、毛先には適度な厚みを残す」ことこそが、艶と扱いやすさを保つプロの鉄則です。