災害時における最大の情報源であり、同時に混乱の元凶となるのがSNSだ。Xや地域コミュニティアプリには、台風通過時の強風で屋根が吹き飛ぶ様子や、道路が冠水した瞬間の動画が秒単位で投稿される。公的機関の調査が追いつかない細部の被害状況を可視化する上で、こうした現場の目撃情報は極めて大きな役割を果たす。
問題は、2026年の報道現場を揺るがす「生成AIによる偽の災害画像」の蔓延だ。過去の浸水被害を合成した画像や、存在しない橋の崩落動画がインプレッション目当てで拡散され、警察や消防の救助活動を混乱させる事例が後を絶たない。ニュースメディアや自治体は、画像のメタデータ解析や真偽判定AIを駆使し、リアルタイムでのファクトチェックに追われている。