釜山といえば、やはり圧倒的な存在感を放つ海。この青い景色をそのまま形にしたようなクラフト陶器やガラス工芸品が、今季最大のムーブメントとなっている。広安里(アンリ)大橋を望む海岸沿いのアトリエ兼ショップでは、釜山の海からインスピレーションを受けた作家たちの作品が所狭しと並ぶ。
中でも飛ぶように売れているのが、朝焼けのピンクと夕暮れの群青色がグラデーションになった耐熱ガラスのカップだ。光の当たり方によって表情を変えるガラスウェアは、自宅で冷たいドリンクを注ぐたびに釜山の波音を思い出させてくれる。量産品にはない微妙な気泡や歪みこそが一点ものの証。割れ物というハードルを越えてでも連れて帰りたくなる魅力が、そこにはある。