キャンプの大きな醍醐味である「食」についても、地域に根ざした新しい楽しみ方が定着している。近隣の道の駅や直売所で手に入る新鮮な採れたて野菜や地場肉を調達し、最小限の調理で味わうスタイルだ。無骨な鉄板や直火調理で焼き上げる地元の食材は、力強い味わいで満腹感と満足感を与えてくれる。
派手な映え料理を作る必要はない。手元でパチパチと爆ぜる薪の音を聞きながら、温かいスープを啜るだけで心まで満たされる。地元の湧き水を使って丁寧に淹れた食後のコーヒーは、格別の香りを放ち、贅沢な夜の余韻をどこまでも引き延ばしてくれる。