言葉の響き一つをとっても、どこか神秘的な陰影を帯びている。かつて街角の小さな試みから始まったこの取り組みは、常に「交差点(辻)」に立つ存在だった。相反する要素が出会い、火花を散らす場所。そこに生まれた熱量こそが、活動の源泉にほかならない。
「九」という数字が意味するのは、完全を意味する「十」の一歩手前、すなわち永遠の未完成と探求心だ。あえて完璧を求めず、常に変わり続ける余白を残す。この独特の美学が、既成概念に縛られていた多くの人々を驚かせた。古い伝統を単なる骨董品として閉じ込めるのではなく、生きたカルチャーとして街に解き放つ覚悟が、最初の第一歩だったのだ。