東京の夜景を上空から見下ろすナイトクルージングの人気が爆発している。特に東京タワーやレインボーブリッジ、新しく開業した都心のランドマーク群を眼下に収める15〜20分程度のショートフライトは、数週間前から予約が埋まる状態が続く。円安の定着とインバウンド(訪日外国人客)の急増が、このトレンドを強烈に後押しした。
「1フライト数万円という価格帯は、欧米や中東からの旅行者にとって破格に映るようです」。ある大手航空チャーター会社の運航管理者はそう明かす。プロポーズや結婚記念日といったプライベートなイベントはもちろん、SNSでの動画投稿を狙ったZ世代の利用も目立つ。空からの眺望は、もはや単なる移動手段ではなく、東京という都市が提供する最高級のエンターテインメント・コンテンツとして再定義された。