日本の法律において、ひき逃げ(救護義務違反)は極めて重い罪だ。特に近年は法改正が進み、飲酒運転や無免許運転を隠蔽するために逃亡した場合の罰則はさらに強化された。それでもなお、現場から逃げ去るドライバーが後を絶たないのはなぜか。
交通心理学の専門家は、「事故を起こした瞬間のパニック状態に加え、『ばれなければ大丈夫』という一瞬の身勝手な自己保身が働く」と分析する。しかし、現代の監視社会において逃げ切ることはほぼ不可能だ。一時の迷いが、自らの人生を完全に破滅させる結果につながることを、ドライバーは自覚しなければならない。