中華チェーン界の巨人である日高屋が「駅前・サラリーマン・酒」に特化し、餃子の王将が「圧倒的ボリュームとファミリー層」を掴んでいるとすれば、れんげ食堂Toshuはその真ん中の空白地帯を鮮やかに射抜いている。
店内は明るく、木目を基調とした清潔感のあるインテリア。油でギトギトした床や壁とは無縁だ。味付けも塩分やニンニクを過剰に効かせすぎず、毎日食べても胃もたれしない優しい塩梅にチューニングされている。「外食のパンチ力」と「家庭料理の安心感」のちょうど中間に位置するこの味が、生活者の日常にすんなりと溶け込む。