一方で、こうしたブームが拡大するにつれて避けて通れないのが権利問題だ。ストリートやSoundCloud、TikTok上の野良リミックスから始まったMontagem文化は、長らく著作権の灰色地帯で流通してきた。
しかし、『Montagem Hikari』のような世界規模のバイラルヒットが発生したことで、メジャーレーベル側の対応にも変化が見られる。かつてのように即座に削除・申し立てを行うだけでなく、正式な公式クリアランス(原盤権・作詞作曲権の承認)を経て、公式リミックスとして配信プラットフォームに再リリースする動きが加速している。日本の伝統的な音楽業界もまた、南米やヨーロッパのZ世代プロデューサーたちの手によって自国の楽曲がグローバルに再評価される現象を無視できなくなっているのが実情だ。