こうした自作ブームの背景には、国内における玩具産業全体の盛り上がりも深く関係している。株式会社バンダイやタカラトミーアーツが牽引するカプセルトイ市場は、今や子供向けのおまけ領域を完全に脱し、大人を巻き込んだ巨大な文化産業へと発展した。
街中に立ち並ぶ専門店で本物のガチャガチャに触れる機会が増えたからこそ、「これってどういう仕組みで動いているんだろう?」という好奇心が芽生える。市販の玩具を買って与えるだけでなく、DIY・ペーパークラフトの手法を用いて構造を一から理解しながら自作するアプローチは、構造思考や空間認識能力を育む極めて優秀な知育玩具としての側面も持っている。