調教師やトラックマンの現場取材において、新潟2歳ステークスで頻繁に聞かれるのが「夏の暑さと輸送による精神的消耗」の深刻さです。美浦トレセンからは比較的近いものの、栗東トレセンからは長距離輸送となるため、関西馬の当日のテンションや馬体重の増減には細心の注意が必要です。
現場の厩舎関係者は次のように証言します。
「2歳のこの時期は、まだ体幹が完成しておらず、長い直線でフワフワして集中力を欠く馬が多い。調教で抜群の時計を出していても、レースで周りに馬がいなくなるとソラを使って(走るのをやめて)しまう。直線の真ん中でどれだけ騎手の指示に従えるか、精神的な我慢強さが問われる」(関西中堅厩舎スタッフの証言)。
SNSや競馬ファンの間でも「パドックで発汗が激しい馬や、首を過剰に振ってイレ込んでいる馬は消し」という見解が定着していますが、これは実際の現場データとも合致しています。パドックで落ち着きを保ち、無駄なエネルギーを消費していない馬を見抜くことが、現場目線での確実なアプローチです。