日本の市場を牽引する大手3社によるさくらんぼフレーバーの開発競走は、今や職人技の域に達している。サントリー株式会社が誇るロングセラー「ほろよい さくらんぼ」は、アルコール度数3%というやさしい飲み口と、どこか懐かしい甘酸っぱさで若年層やライトワーカーの心を掴んで離さない。
対するアサヒビール株式会社は、「アサヒ 贅沢搾り さくらんぼ」で真っ向勝負を挑む。果汁を何割も惜しみなく使用し、果肉を丸かじりしたようなジューシーさを前面に押し出した仕様は圧巻だ。そしてキリンホールディングス株式会社の「キリン 氷結 さくらんぼ」は、みずみずしい果実味をクリアなウォッカで引き締め、食事にも合わせやすいすっきりとしたフィニッシュを実現。各社のアイデンティティが色濃く出た飲み比べは、今季最大のエンターテインメントだ。