高速バスの最大の泣き所とされがちな「定時性」について、現場の運行実務データからリアルな数値を検証します。させぼ号の標準所要時間は博多バスターミナル〜佐世保駅前間で2時間05分〜2時間15分と設定されていますが、都市高速や九州自動車道の混雑状況によって運行時間は日常的に伸縮します。
定時運行が脅かされる最大のボトルネックは、平日夕方の17時から19時、および金曜・日曜の16時以降に発生する「福岡都市高速環状線」および「九州自動車道・太宰府IC〜鳥栖JCT間」の自然渋滞です。帰宅ラッシュや行楽帰りの自家用車が集中する時間帯には、20分〜35分程度の遅延が発生することが恒常化しています。一方、鳥栖JCTを越えて長崎自動車道から西九州自動車道(武雄JCT〜佐世保みなとIC)へ入ると、事故や濃霧がない限り渋滞はほぼ発生せず、快調なクルージング走行へと移ります。
台風や線状降水帯による豪雨、冬季の路面凍結時の運行状況と運休情報については、運行主幹である西鉄高速バスの「にしてつバスナビ」アプリや、西肥バス公式ウェブサイトのトップページにリアルタイムで反映されます。西九州自動車道が速度規制や通行止めとなった場合、国道35号線への一般道迂回運行が実施され、最大で1時間以上の遅れが出るか、早期段階で全便運休の判断が下されるケースがあります。天候悪化が予想される当日は、発車時刻の1時間前に必ず公式運行情報サイトで最新ステータスを確認することが鉄則です。