世界的なトゥルークライムの隆盛に伴い、Netflixなどのドキュメンタリー番組でも日本のシリアルキラーとして本件が取り上げられる機会が増えた。犯罪心理学の専門家たちは、白石のパーソナリティを「極めて打算的で共感性に欠ける捕食者型サイコパス」と分析する。
彼には快楽殺人者特有の猟奇的な儀式への執着が薄く、淡々と作業をこなすような事務的冷酷さが際立っていた。かつて歌舞伎町で女性を風俗店へ斡旋していたスカウト時代の経験が、人間を「利用可能なモノ」として査定する歪んだ認知を強化した。情動に任せた暴発ではなく、徹底した損得勘定と自己愛の肥大化が9つの命を奪う原動力となった事実は、人間の心の底知れぬ深淵を見せつける。