足の裏が黄色い原因と見分け方!肝機能障害のサインと受診目安を徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

皮膚が黄色くなる現象の大半を占めるのが、医学的に「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれる状態です。これは血中のカロテノイド濃度が異常高値を示すカロテン血症の局所的症状として現れます。冬場にみかんを毎日何個も食べ続けたり、健康志向から市販の人参ジュースや野菜濃縮飲料を毎日欠かさず飲んだりしている人に極めて頻繁に見られます。

β-カロテンは脂溶性色素であり、腸管から吸収された後、脂質とともに血中を循環します。通常は肝臓で必要な分だけビタミンAへと変換されますが、処理能力を超える過剰な摂取が続くと、あふれた未代謝のカロテンが皮下脂肪組織や角質層に沈着していきます。特に手のひらや足の裏は他の部位に比べて角質層が格段に厚く、皮脂腺や汗腺の分泌活動が活発なため、黄色い色素が濃縮されて浮き出るように目立つのです。

温州みかんの場合、可食部100g中におよそ1,000μg前後のβ-クリプトキサンチンやカロテンが含まれています。成人の1日あたりの適量は1〜2個程度とされていますが、1日に5個も6個も連日摂取したり、さらにカボチャやほうれん草、トマトジュースを重ねて補給したりすると、容易に血中濃度が跳ね上がります。ただし、この状態そのものは内臓を傷害する毒性を持たないため、対象となる食品の摂取頻度を落とすだけで、新陳代謝に伴い角質とともに徐々に体外へ排出され、数週間から数か月ほどで元の肌色へと戻っていきます。