彼女のビジュアル変化の背景には、表現者としての進化がある。渡米し、音楽だけでなく舞台芸術やミュージカルの制作に深く関わるようになったアンジェラ。裏方としての作業や、役者たちと膝を突き合わせてディスカッションを重ねる日々の中で、自己表現のあり方が変わっていったのは自然な流れだろう。
「歌い手」としての自分を記号化するためのメガネは、もはや必要なくなったのかもしれない。作品全体を俯瞰し、自らもその一部として溶け込むクリエイターとしての姿勢が、ありのままの素顔での露出を増やしている要因と考えられている。