なぜ私たちは、必死に覚えたはずの「殷・周・秦・漢・三国・晋……」を数日後には忘れてしまうのでしょうか。脳科学の専門家は、「意味を持たない記号の羅列は、脳の『短期記憶』の引き出しに一時的に保管された後、すぐに消去されてしまう」と指摘します。
長期記憶として脳に定着させるための鍵は、それぞれの王朝が持つ「ドラマ」を紐付けることです。例えば、なぜ秦はすぐに滅びて漢が生まれたのか、その過渡期にどんな人間ドラマがあったのか。点と点をつなげて一本のストーリーにすることで、脳はそれを「重要な情報」と認識し、忘れにくくなります。