そもそも、この言葉はどのようにして生まれたのだろうか。古くは万葉集の時代から、女性特有の優しさや繊細さを表す表現が存在していた。しかし、時代が下り武家社会や軍国主義の時代を経る中で、それは「女のようであって意気地がない」というネガティブな文脈へとすり替えられていった経緯がある。
言葉は社会の鏡だ。男性優位の社会構造を維持するために、男性が「女性的」とされる性質(共感、躊躇、涙)を持つことを禁忌とした。そのレッテル貼りの道具として機能してきたのが、この表現の本質である。私たちは無意識のうちに、言葉によって行動を規定されていたのだ。