第一部の衝撃的な完結から約7年が経過した2013年、ファンを驚愕させるニュースが飛び込んできました。続編となる『新黒沢 最強伝説』の連載スタートです。最終回で心肺停止状態となった黒沢でしたが、実は約8年間ものあいだ病院のベッドで昏睡状態のまま生き延びていたという事実が明かされました。
目を覚ました黒沢は50代に突入しており、長期の寝たきり生活によって筋力は衰弱。再びゼロどころかマイナスからのリハビリと社会復帰を余儀なくされます。全11巻で美しく完結した第一部に対し、続編の『新黒沢』は全21巻にわたる大長編となり、老いへの恐怖や社会システムの壁と戦う新たなステージへと突入しました。
漫画全巻を一気読みすると、第一部の疾走感ある熱狂と、第二部で描かれるより現実的でシビアな中年・初老の苦悩が見事なコントラストを描いていることがよく分かります。現在も電子書籍を中心に新規読者を獲得し続けている理由がここにあります。