特定の震源地で短期間に揺れが集中する現象は「群発地震」と呼ばれます。近年の能登半島やトカラ列島、伊豆諸島周辺などで観測された群発地震の原因として有力視されているのが、地下深部における「マグマや流体(熱水・ガス)の上昇」です。地下深くの流体が岩盤の割れ目に入り込むことで断層面の摩擦力を低下させ、小刻みな滑りを引き起こします。
また、政府が公開している全国活断層マップには、日本全国に約2,000以上もの主要活断層が明記されています。過去の震度5弱以上の履歴をマッピングすると、活断層の密集地帯やプレート沈み込み帯の直上と見事に一致します。
「自分の住む地域は過去に大きな揺れがなかったから安全」という思い込みは禁物です。未知の隠れ断層が動くケースも多く、日本国内に住む限り、安全圏と呼べる場所は存在しません。