恋愛相談の現場において、特に女性から多く寄せられるのが「彼の最後の優しさが忘れられない」という声です。男心が最後の優しさを選ぶ理由には、男性特有のプライドやコミュニケーション傾向が影響しています。
第1に、「最後まで頼れる男・いい男でいたい」というプライドです。男性は過去に付き合った女性の記憶の中で「悪者」として残り続けることを恐れる傾向があります。荷物を持ってくれたり、家まで送ってくれたりする行動は、そのプライドの表れと言えます。
第2に、感情的な衝突や修羅場を避けたいという心理です。冷徹に別れを告げて相手が泣き叫んだり怒りを露わにしたりする事態を恐れ、刺激を最小限に抑えるためのクッションとして優しい態度を取ります。
第3に、「君は素敵な人だった」「幸せになってね」といった定番の別れの言葉による幕引きです。感謝を伝えることで、後味の悪さを消し去り、円満に終わらせたという既成事実を作ろうとします。