スムーズにポケット(スペース)へ車体を収めるためには、アプローチの姿勢とハンドル操作のタイミングをルーティン化することが欠かせません。
進入時の位置取りは、ポケットがある側と反対側の側線から約50cm〜70cmの間隔を空けて平行に停止するのが理想です。近すぎると内輪差で角を巻き込み、遠すぎると反対側の角に頭を振るスペースがなくなります。
後退を開始した際、ハンドルを切るタイミングの目印として最も有効なのが「後輪(またはリヤドアのノブ付近)がポケット手前の角のポールと重なった瞬間」です。運転席から振り返った目視、あるいはサイドミラー越しの視界で、自車の回転軸が角を通過する直前にハンドルを一気に必要量(通常は1回転半〜全開)回します。この切り始めがワンテンポ遅れると、車体は大きく外側へ膨らんでしまい、反対側の縁石への脱輪リスクが跳ね上がります。
車体がポケットに対して平行に近づいたら、完全に真っ直ぐになる手前(約15度手前)でハンドルを素早く戻し始めます。タイヤをまっすぐに整えた状態でゆっくり後退し、後方安全確認を行って停止位置でピタリと止めれば完了です。