もちろん、すべての関係が健全に機能しているわけではない。境界線が曖昧になると、一転して泥沼の共依存に陥るリスクを孕んでいる。特に、男性側が「働かないこと」に罪悪感を抱き、それが卑屈さやモラハラへと変貌するケースは後を絶たない。また、女性側が「お金を出しているのだから」と支配的な態度を取ることで、パワーバランスが崩れることもある。
健全な関係を維持しているカップルに共通するのは、徹底した「ルール化」だ。生活費の負担割合、家事の分担基準、そして「関係を解消する条件」を事前に明確に合意している。感情論ではなく、ビジネスライクな契約関係に近いドライさが、実は長期的な安定をもたらす鍵となっている。