自転車の逆走はなぜ危険?青切符導入で激変する罰則と過失割合の真実

自転車の逆走はなぜ危険?青切符導入で激変する罰則と過失割合の真実

自転車の逆走はなぜ危険?青切符導入で激変する罰則と過失割合の真実について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

街頭インタビューや各種アンケート調査で頻出するのが、「歩道や路側帯なら右側を走っても逆走にならないと思っていた」という深刻な誤解です。この認識のズレが、善良な市民を無自覚な道交法違反者に仕立て上げています。

まず押さえるべきは、道路の白線で区切られた外側部分である「路側帯(歩道がない道路の端など)」のルールです。実は2013年(平成25年)の道路交通法改正によって、自転車が通行できる路側帯は「道路の左側部分に設けられたもの」に限定されました。つまり、道路の右側にある路側帯を走行した時点で、車道の逆走と全く同じ通行区分違反が成立します。白線の内側に入っているからセーフという理屈は法律上存在しません。

一方で、道路標識等で自転車通行可と指定されている「歩道」については、法律上、左右どちら側の歩道を通行しても逆走には問われません。ここが混乱を生む元凶です。ただし、歩道を通行する際には極めて厳格な法的制約が課されています。

  • 車道寄りの徐行義務:歩道内では、進行方向に関わらず「車道に近い部分」を直ちに停止できる速度で徐行しなければならない。
  • 歩行者優先の徹底:歩行者の通行を妨げるおそれがある場合は、一時停止しなければならない。ベルを鳴らして歩行者をどかす行為は道交法違反。
  • 歩道から車道への進入時の逆走トラップ:右側の歩道を走行していた自転車が、交差点や障害物を避けるために車道へ降りた瞬間、その行為は「車道の右側通行=即座に逆走違反」となる。

ネット上では「歩道を走っている対向自転車がどいてくれない」「右側の歩道から猛スピードで降りてきた自転車と衝突しかけた」といった怒りの投稿が後を絶ちません。歩道はあくまで「歩行者の聖域」であり、自転車に対しては例外的な通行猶予が与えられているに過ぎないという大原則を忘れてはなりません。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。