昔ながらの風味や本格的な発酵を体験したい方には、稲わらから天然の納豆菌を抽出する手法が選ばれています。田畑に自生する枯草菌は稲わらに極めて多く付着しており、伝統的な「藁苞(わらづと)納豆」の原点となっています。
天然の稲わら納豆作り方における最大のポイントは、徹底的な煮沸殺菌です。無農薬の乾燥稲わらを適当な長さに切り揃え、沸騰した大鍋で10〜15分間しっかりと煮沸します。これにより、わらに付着しているカビや雑菌を完全に死滅させ、耐熱性のある納豆菌だけを活性化させます。
煮沸した稲わらを清潔なトングで取り出し、熱々の茹で大豆を包んで保温容器にセットするか、煮沸したわらを浸した煮汁そのものをスターター液として大豆に散布します。野性味あふれる豊かな香りと力強い粘りは、天然株ならではの醍醐味です。