子育て世帯の家計を直撃する固定費の中で、鳥取県が際立ったアドバンテージを発揮しているのが「医療費助成」と「保育料の独自無償化」です。多くの自治体が国の制度枠組みに依存するなか、県と各市町村が協調して財源を投じ、独自のセーフティネットを拡充してきました。
まず、子どもの医療費助成に関しては、県内すべての市町村において高校卒業(18歳到達の年度末)まで通院・入院費用の助成が拡充されています。自己負担額も1レセプトあたり数百円程度、あるいは完全無料化している市町が多く、急な発熱や怪我でも窓口での経済的不安を抱えずに受診できる仕組みが整っています。
また、国が実施する幼児教育・保育の無償化(原則3〜5歳児、0〜2歳児は住民税非課税世帯のみ)を大きく上回り、鳥取県では所得制限を撤廃した第2子以降の保育料独自無償化など、多子世帯の経済負担を根本から軽減する施策を展開しています。これに加え、県内の協賛店舗で割引や各種サービスを受けられる「とっとり子育て応援パスポート」はアプリ化が進み、日常の買い物やレジャーにおける支出削減を日常レベルでサポートしています。