キャットフードのパッケージに記載されているキトン用ドライフード給餌量表は、あくまで平均的な体重を基準とした参考値に過ぎません。個体ごとの骨格差や活動量を無視して一律に与え続けると、栄養失調や肥満の引き金になります。そこで活用したいのが、獣医療の現場でも使われる体重別の適正カロリー計算方法です。
計算の基礎となるのが、安静時に生命を維持するために必要な「安静時エネルギー要求量(RER)」です。
【計算手順】
1. RER(kcal/日) = 30 × 体重(kg) + 70
2. 1日必要カロリー(DER) = RER × 成長係数
子猫の成長係数は、生後4ヶ月未満であれば「2.5〜3.0」、生後4ヶ月〜9ヶ月未満であれば「2.0」、生後9ヶ月〜12ヶ月未満であれば「1.5」を掛け合わせます。例えば、生後2ヶ月半で体重1kgの子猫の場合、RERは100kcalとなり、成長係数2.5を掛けると1日に必要なカロリーは約250kcalと算出されます。フード100gあたりの代謝エネルギー(パッケージに記載)で割ることで、グラム単位の正確な適正量が導き出せます。