紫金飯店を訪れるファンの目的は明確です。初訪問者の多くがオーダーするのが、視覚と味覚の両方を強烈に刺激する二大名物です。
1. 視覚を奪う黄金の絨毯「玉子チャーハン」
一般的な炒飯のように卵をご飯と一緒に炒め合わせるだけでなく、香ばしくパラパラに仕上げた炒飯の上に、絶妙な半熟加減で焼き上げた大判の薄焼き玉子がふんわりと覆い被さるビジュアルが特徴です。レンゲを入れると、しっとりしつつも一粒一粒が油をまとった米と、甘辛く煮込まれた自家製チャーシューの角切りが顔を出します。卵のまろやかさと炒飯のしっかりした塩気が口内で完璧な調和を生み出します。
2. 旨味と酸辛の波状攻撃「酸辣湯麺」
もう一つの絶対的エースが「酸辣湯麺」です。丼一面を覆うとろみのあるスープは、鶏ガラと香味野菜のベースに黒酢の芳醇な酸味と自家製辣油・胡椒の刺激的な辛味が溶け込んでいます。具材には細切り豆腐、椎茸、豚肉、タケノコ、溶き卵が惜しみなく使われ、極細ストレート麺にとろみスープが容赦なく絡みつきます。最後の一滴まで冷めず、食べ進めるほどに心地よい汗が吹き出す計算し尽くされた一杯です。