竹俣紅アナを語る上で欠かせないのが、元女流棋士としての輝かしい経歴です。小学生時代から頭角を現し、中学2年生の時に14歳でプロ入り(女流2級)。「美人天才棋士」としてメディアからも絶大な脚光を浴びていました。それだけに、2019年3月に日本将棋連盟を退会した際には、将棋ファンのみならず世間に大きな衝撃が走りました。
一部で囁かれたようなトラブルや対局への挫折ではなく、引退の引き金となったのは「同世代と同じように広い世界を知り、自らの言葉で社会に貢献したい」という強い知的探求心でした。高校時代から大学受験のために一時休場するなど学問への情熱も人一倍強く、大学進学を機に「棋士として盤上に向き合うことだけが自分の人生のすべてではない」と自覚。中途半端な兼業を嫌い、退路を断って自らの可能性を広げるために選んだのがアナウンサーという新しい道でした。