山治の代名詞とも言えるのが、代表取締役社長を務める山治社長山崎康弘氏の存在です。NHKの人気ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル仕事の流儀山治』回をはじめ、数々の報道番組で山治テレビ密着の真相が放映され、その神業とも称される目利き力が全国に知れ渡りました。
密着取材の現場で山崎社長が語った「魚の形を見るんじゃない、獲れた海の環境と漁師の扱い、そして今日その魚を食べる客の口元まで想像して競り落とす」という言葉は、仲卸の真髄を端的に物語っています。特に築地山治マグロ仕入れにかける情熱は凄まじく、毎朝4時台の暗闇から始まるマグロの競り場において、懐中電灯片手に尾切りの断面だけを瞬時に見極め、脂の乗り、身の締まり、熟成した際の発色までを正確に予測します。この一切の妥協を排した眼力があるからこそ、銀座や赤坂の名だたる名店が全幅の信頼を寄せるのです。