ネット上で「筑波大学のVPN」と検索するユーザーの動機は、大きく2つのグループに二極化しています。一方は、筑波大学の学生や教職員が自宅・学外から学術データベースや学内ネットワークへ入るための筑波大学学外アクセス詳細まとめを求める層。もう一方は、海外旅行中や厳しいネット検閲が存在する地域から、YouTubeやSNS、日本限定配信サービスへ安全に迂回アクセスしたい一般ユーザー層です。
この二重構造の起点となったのが、天才プログラマーとして知られる登大遊氏が筑波大学大学院の研究プロジェクトとして2013年に立ち上げた登大遊VPNプロジェクト(VPN Gate)です。同プロジェクトは、政府レベルの強固なファイアウォールを突破し、表現の自由とオープンな通信環境を研究することを目的に開発されました。筑波大学のサーバー自体が通信を中継しているのではなく、世界中のボランティアが提供する筑波大学VPN無料サーバー一覧を大学のサーバーがリスト化・配信する分散型の仕組みを採用しています。
この「国立大学の名称を冠した学術研究」という強烈な権威性が、一般層に「大学公式の無料・高セキュアなVPNサービス」という誤解を急速に浸透させました。筑波大学VPNの最新動向においても、毎月数百万単位のアクティブセッションが記録されており、その驚異的な知名度とアクセス数が注目を集め続ける最大の要因となっています。