時間を12時間ずつ2つのブロックに分ける12時間制 (12-hour clock) の歴史は古く、古代エジプトの日時計や古代ローマの水時計にまで遡る。当時の人々は日中と夜間をそれぞれ12等分して管理していた。Meridiemという言葉自体、ラテン語の「medius(中央)」と「dies(日)」が合体したものであり、天頂に昇る太陽の影を基準に生活していた時代の名残である。
しかし、地域ごとの太陽時だけで世界が回っていた牧歌的な時代は、19世紀の鉄道網の発達によって終わりを告げる。各地で異なるローカル時間が列車事故を招く事態を受け、グリニッジ天文台を通る子午線を基準とした世界共通のタイムゾーンを提唱したのが、技術者サンドフォード・フレミングだった。彼の功績により標準時構想が確立され、地球規模での時刻同期への道が拓かれた。