投票用紙に関するトラブルや疑問について、現場で頻出する3つの盲点とその具体的な解決手順を整理します。
1. 比例代表に「個人名」を書いたらどうなるのか?
衆議院選挙の比例代表において、候補者の個人名を記載した場合は完全に無効票となります。参議院選挙の比例代表(非拘束名簿式)では個人名・政党名のどちらを書いても有効票としてカウントされますが、衆議院の比例代表(拘束名簿式)は政党に対して投票する仕組みです。政党名が特定できない個人名の単独記載は救済措置がなく、せっかくの権利を破棄することと同義になります。
2. 投票用紙を書き間違えたときの交換方法
もし誤った候補者名を書いてしまったり、漢字を大きく書き損じたり、二重線で消して修正しようとしたりした場合は、投票箱へ投函する前に必ず係員へ申し出てください。
投票所内の係員に「書き間違えたので取り替えたい」と伝えれば、その場で記載済みの用紙を無効化(破棄)処理した上で、新しい投票用紙をその場で再交付してもらえます。投票箱に一度入れてしまった後は二度と取り出すことができないため、ミスに気付いた段階で速やかに手を挙げて申告するのが正しい手順です。
3. 期日前投票のやり方と持ち物
投票日当日に仕事や冠婚葬祭、旅行などの予定がある場合は、公示日の翌日から投票日前日まで利用できる「期日前投票」が便利です。
持ち物は原則として自宅に届いた「投票所入場券」のみです。入場券の裏面にある「期日前投票宣誓書」に氏名・生年月日・期日前投票を行う事由(「仕事」「レジャー」などの該当項目にチェック)をあらかじめ記入しておくと、会場での受付が数分でスムーズに完了します。前述の通り、入場券が手元にない場合でも会場で宣誓書をその場で直接記入すれば手ぶらで投票できます。