身長の伸びがいつまで続くのかを医学的に判断する決定打が、レントゲン検査で確認できる「骨端線(こったんせん)」の状態だ。骨の両端にある軟骨組織が活発に増殖している間は骨が長軸方向に伸び続けるが、成熟とともに骨化して線が閉じると、骨の伸長はほぼ完了を迎える。
日本小児内分泌学会の重鎮であり、子どもの発育分野で長年臨床研究をリードしてきた田中敏章医師は、暦の年齢(実年齢)と「骨年齢」は必ずしも一致しない点を強調する。声変わりが始まったり初経を迎えたりしたからといって、直ちに伸びが止まるわけではない。スパートの立ち上がり時期や進行ペースを総合的に評価することが、将来の最終身長を見極めるうえで極めて重要になる。