なぜ中森明菜はあれほどのスレンダーボディを保つことができたのか。そのルーツは、幼少期から習っていたクラシックバレエにあります。彼女は幼い頃から柔軟性としなやかなインナーマッスルを鍛え上げており、これが独特の美しい姿勢と立ち振る舞いの土台となっていました。
バレエで培われた強靭な体幹は、重厚な歌声を響かせる腹式呼吸の源泉でもありました。どれほど細いウエストであっても、決して貧相に見えずドラマチックな気品を漂わせていたのは、芯の通った背筋と筋肉のしなやかさがあったからです。
また、食事に対する強いこだわりや、完璧なステージを届けるためのプロ意識も体型維持に直結していました。妥協を許さない彼女は、ひとたび制作やリハーサルに入ると極度の集中状態に入り、エネルギーのすべてを歌と踊りに昇華させていたと伝えられています。