ネットの掲示板やSNSでは「中古パソコンは絶対に買ってはいけない」という極端な声が散見されます。この主張が叫ばれる背景には、リユース業界特有の構造的な問題と、急速に進んだOSの世代交代が存在します。
最大の落とし穴となっているのが、セキュリティ更新サポート期限の問題です。2026年10月にWindows 10の延長サポートが終了したことを受け、市場にはWindows 11への正式アップグレード要件を満たさない旧世代PCが二束三文で溢れかえりました。悪質な出品者は、マイクロソフトが定めたシステム要件(TPM 2.0や対応CPU)を特殊なコマンドで強制的に回避し、非推奨環境のままWindows 11をインストールして「最新OS搭載!」と銘打って販売しています。
こうした「回避インストール端末」は、大型アップデートのタイミングで突然OSが起動しなくなったり、毎月のセキュリティパッチが配信停止されたりする致命的な不具合を抱えています。保護されていないPCをインターネットに接続し続ける行為は、ランサムウェアへの感染や個人情報流出を招く危険極まりない状態です。これが、現在専門家が「安易に激安中古へ飛びついてはいけない」と強く警鐘を鳴らす決定的な理由です。