現在、模倣ビジネスの主戦場となっているのが「抖音(Douyin)」や「bilibili」といった動画プラットフォームだ。画面の中では、オリジナルと瓜二つのキャラクターが独自の3Dアニメーションとして滑らかに動き回る。クリエイターを装った悪質なアカウントが動画で爆発的なアクセスを集め、そのままライブコマース機能を使って非公式グッズを売り切る手法が常態化している。
アルゴリズムに乗って拡散された動画は、瞬く間に数十万回再生を記録する。若年層を中心とする視聴者は、それが非公式な海賊版だと知りながらも「面白いから」と購入に至るケースが少なくない。SNSの動画拡散スピードに対し、法的な掲載取り下げの手続きはあまりにも遅い。権利者が削除要請を出した頃には、すでにアカウントを乗り換えて次の販売を始めているというイタチごっこが続いている。