それは偶然のひらめきであり、同時に必然の産物でもあった。彼がまだ10代の多感な時期、バラエティ番組の過酷なプレッシャーの中で求められた瞬発力。そこで絞り出されたのが「セクシーサンキュー」というフレーズだった。当初は周囲の笑いを誘うコミカルなリアクションとして消費される側面もあったが、彼はその言葉を決して一発屋のギャグで終わらせなかった。
どんなに過密なスケジュールでも、どれほどアウェイな現場であっても、彼はカメラの前で胸を張り、完璧なカメラ目線とともにそのフレーズを放ち続けた。嘲笑や冷笑を浴びせられるリスクを恐れず、自らの美学として10年以上にわたり貫き通したことで、言葉に魂が宿り始めた。いまやそのフレーズは、彼自身の揺るぎない自信とファンへの深い感謝を同時に伝える、至高のシグネチャーコールとして定着している。