2026年現在、中村玉緒さんは80代後半を迎え、公の場への露出を抑えながら穏やかな日々を過ごしています。一時、体調面や高齢者施設への入所に関する週刊誌報道が世間の関心を集めましたが、関係者の取材によると、信頼できるスタッフや親族の手厚いサポートのもと、心身ともに落ち着いた療養生活を送っています。
一方、甥の四代目中村鴈治郎さんと三代目中村扇雀さんは、父・坂田藤十郎さんの遺志を継ぎ、大阪松竹座や京都南座を拠点とする上方歌舞伎の興行を精力的に牽引しています。特に大甥にあたる中村壱太郎さんは、古典歌舞伎の瑞々しいヒロイン役から新作舞踊の振付・演出まで幅広く手掛け、東西の歌舞伎ファンから高い評価を集めています。
玉緒さんが長年テレビ界で築き上げた親しみやすさと、鴈治郎一門が守り抜く上方伝統芸能の格式。形は違えど、観客や視聴者を喜ばせたいという「成駒屋スピリット」は、2026年の今も世代を超えて脈々と息づいています。